アクティブ重心移動システム

 

 アクティブといっても、テレビアニメのように自動的にバッテリーが動くわけではありません

 何かの弾みで、バッテリーが前後に移動することはあります。

 

 その後のテストで、思わぬ効果があることを発見。

 バッテリーが前方にある(ダッシュモード)とき、高速ギアに後方から追突されると、バッテリーが

 後方に移動して、衝撃を吸収してくれます。

 スプリング等を使用して、バッテリーの位置を通常前方に位置するようにすれば、追突に強い

 ギアを作ることが出来るかもしれません。

 

 特徴

  完全にバリアブルな重心移動構造

  配線材不要。 追加部品はプラ版のみ。

 

 材料

  クラッシュギア本体(今回は非VTシャーシを使用)

  プラ版(今回は3ミリ厚の発泡ABS板を使用)

  シャフト2本(曲がってしまったものでじゅうぶん)

  ハトメ4個(無くても可)

 

 製作にかかる時間

  2時間

 

 作り方は、以下の写真を参考にしてください。

 

 加工箇所は、電池ボックスとギアボックス上側のみ

 スライドに邪魔な出っ張りを全てカット。

 

 

 

 ギアボックス上側。

 シャフト2本をレールにする構造。 

 プラ版に1.8ミリの穴をあけ、シャフトを通す。 シャフトは、このギアボックス側に固定する。

 シャフトを電流の経路に利用するので、2本のシャフトが電気的にショートしないように注意する。

 シャフトが平行になるように注意すること。 ここで失敗すると、なめらかに動作しない。

 

 

 電池ボックス側

 2本のシャフトが、平行に通るように穴をあける。

 穴は、シャフトの径より、やや大きめ。 ハトメを入れる際は2.5ミリ。

 レールにはこのように取り付けられる。 電流は、金属プレートから、シャフトへ送られる

 ホディカバーのフックが引っかかる部分はあけておく。

 

 

 組み立てた状態。

 スライドする長さは、10ミリ(VTの約1/2)、レール取り付けに工夫をすれば、増減可能。

 今回の改造で、重心は上方に約4ミリ上がる。 

 レールの取り付けを工夫すれば、1ミリ程度の上昇で済みそう。

 

 2時間程度で、カッターとヤスリ、ピンバイスのみ使用。

 定規も使わずに作った為、僅かに曲がってしまった。 

 

 スライドの様子は動画コーナーで公開中です。