シャフトの研究
クラッシュギアに同梱されているシャフト(ノーマルシャフト)は、遊んでいるとすぐに曲がってしまいます。
シャフトが曲がっていると、ギアが飛び跳ねてしまい、楽しく遊ぶことが出来ません。
各種シャフトの強度を測ってみました
試験対象
一般的に入手が可能と思われるシャフトをテストの対象としました
対 象 品 | 長 さ | 特 徴 |
ノーマルシャフト1 | 65.5mm | クラッシュギア、初期の頃の同梱品で、かなり柔らかい材質で出来ていました |
ノーマルシャフト2 | 65.5mm | クラッシュギアの現在の同梱品です。 強度がアップしています。 |
純正強化シャフト | 65.5mm | ハイスペックカスタムセットに入っている強化シャフトです。 |
ギアハードシャフト | 65.5mm | ギアハードシャフトセットに入っているブラック塗装のシャフトです。 |
IOD専用シャフト NEW | 73.5mm | IODを装着する際に、リアにつけるシャフトです。 |
ミニ四駆強化シャフト | 72mm | タミヤ製。 ミニ四駆用なので72ミリあります。 切って使うことになります。 |
中空ステンレスシャフト | 72mm |
タミヤ製。 ミニ四駆用なので、72ミリあります。 貴重な限定商品。 |
中空ハードシャフト | 60mm |
タミヤ製。 フルカウルミニ四駆用と書いてあります。 短いのでホイール用には使えないかもしれません。 |
曲がってたまるかシャフト | 72mm |
アオシマ製。 ミニ四駆用。 ステンレスシャフト402を焼き入れ加工。 パッケージには「ノーマルの6倍の強さ」と書いてあります。 |
ブラックシャフト | 60,70,80mm |
イマイ製。 3種類の長さのシャフトが2本ずつとアルミスリーブが4個セット。 パッケージには「カーボン40の強度」と書いてあります |
狼六角シャフト NEW | 65mm |
狼ブランド。 ミニ四駆用だけど、ギアにちょうどよい長さ。 色は金色 |
左から順に、ノーマル1、ノーマル2、純正強化、ミニ四駆強化、曲がってたまるか、ブラック
上の2種について、追加試験を行いました
試験方法
一定の条件で力を加え、10mm曲げるために必要な力をkgで測定しました
差込みの部分から、ホイールの接地部分までの長さは5cmです。
このまま、ハカリを下方に引っ張り、10mmの位置に達した時点の目盛りを読み取りました。
結果
対 象 品 | 力(kg) | 備 考 |
ノーマルシャフト1 | 0.7 | テスト後、0mmの位置に戻らなくなった(8mm位のところまでしか戻らない) |
ノーマルシャフト2 | 1.6 | テスト後、0mmの位置に戻らなくなった(1mm位のところまでしか戻らない) |
純正強化シャフト | 1.8 | |
ギアハードシャフト | 2.0 | |
IOD専用シャフト NEW | 1.5 | |
ミニ四駆強化シャフト | 1.5 | |
中空ステンレスシャフト | 1.0 | 弾力があり、良くしなります |
中空ハードシャフト | 1.1 | 弾力があり、良くしなります |
曲がってたまるかシャフト | 1.6 | |
ブラックシャフト | 1.3 | |
狼六角シャフト NEW | 1.5 | テスト後、0mmの位置に戻らなくなった(1mm位のところまでしか戻らない) |
考察
ノーマルシャフトは、やはり柔らかいという結果になりました。
意外に硬かったのは純正強化シャフトです。
材料のなかにカーボンが多く含まれていると、硬く曲がりにくくなります。
また、焼き入れをすることでさらに硬さを増すことができます。
反面、硬いシャフトは折れやすい性質を持っています。
万一、シャフトが折れてしまった場合、大変危険なため、注意が必要です。
今回テストしたシャフトは、どれも最終的には折れずに曲がるため、大丈夫だと思いますが、急激な力をかけた
ときにはどうなるか判りません。
不安がある場合、純正強化シャフトを使用するのが一番良いと思います。
追加試験(中空シャフト)
中空シャフトを2製品提供して頂きましたので、追加試験をしてみました。
見た感じは、2製品とも同じ材質に見えます。
曲げテストでは、バネのようにしなります。 恐いくらい(^_^;)
でもキチンと直線に戻ります。 かなりの弾力があるようです。
勿体無くて折れるところまでまげる勇気がありませんでした。
大きな衝撃がかからない部位なら、この弾力を活かした使い方ができそうです。
ギアハードシャフトを試験
切望されていたシャフトの単体販売が、ようやく実現しました。
テストの結果は純正強化シャフトを抜いてトップでした。
ハードなバトルではその力を発揮してくれることと思います。
一方、同時にテストをした「狼」ブランドのシャフトですが、ゴージャスな色に反し頼りない結果に終わりました。
「色男、金と力は無かりけり」てとこですかね(笑)
IODハードシャフトを試験NEW
IODは、アームの厚みの分長いシャフトが必要になる為、セットには73.5ミリのシャフトが同梱されています。
見た目は「普通の針金?」と間違えそうな銀色。
試験の結果はノーマルシャフトと、ほぼ同じでした。
「曲がりやすいのでは?」との報告も頂いておりますが、IODのスペーサーが関係しているのではないかと
考えています。
ギアハードシャフト並みの強度は欲しかったですね。
この試験では、静荷重時の曲げ強度しか判りません。
実際のバトル中は極めて短時間に大きな力がかかるので、違った傾向になる可能性があります。