IODの研究

 新番組「クラッシュギア・ニトロ」の放送開始から2ヶ月、待ちに待ったIOD搭載ギアが発売されました。

 

ユニット本体

 IOD−Lユニット

  全長 62.8mm

  全幅 45.5mm

  全高 20.6mm

  重量 15.3g(DISCを含まない)

 IOD−Rユニット

  全長 52.7mm

  全幅 51.2mm

  全高 21.0mm

  重量 14.2g(DISCを含まない)

 

アーム

 

 青・・・ノーマル用

 緑・・・MVT/S用

 赤・・・ZVTスピン用

 IODアームは使用するシャーシ・セッティングにより、付属する3種から選択します。

 選択を誤まると、IODが発動しなくなるので注意が必要です。

 先端のローラーはノーマル用が直径14mm、スピン用が11mmで、ビスにより留められています。

 

DISC

上から

S1・・・1回発動(single)

D1・・・2回発動(double)

T1・・・3回発動(triple)

 DISCは3種類付属します。

 S1、D1、T1という名前が付いているということは、S2、S3…のように今後増えるのかな?

 ホイールの1/270の速度で回転するので、ノーマルモーターならおよそ6秒で1回転します。

  

動作の様子

 

 IOD発動時、ローラーが約5mm下がります。

 この量はホイールの直径に関係ないため、小径ホイールほど地面との隙間が大きくなりますね。

  

ZVT、IODのハテナ?

 ZVTシャーシは、MVTまでの経験を元に実に数多くの改良点が見受けられます。

 バッテリーカバーがボディカバー着脱の妨げにならないよう、わずかに狭くなっていることや、

 ニッパーでゲートを切ったとき、バリが残ってもピッタリ合うように「逃げ」が設けられている

 ことは、拍手モノですねヽ(^o^)丿

 しかしその反面「何でこうなってるの?」と思うところがいくつかあります。 

 

  

 頻繁に手が触れる場所なのに、エッジが処理されてない部分(赤丸)

 

  

 こちらもエッジが未処理(赤丸)

 しかし、面取りがされている部分もある(黄丸)

  

 エッジが未処理の部分は、下手をすると危険なので早急に改善してほしいところです。

 それからデザイン的にも「IOD−Rの上カバーと下カバーの段差はなに?」という感じ。

 隙間から中が見えちゃうあたり、ちょっと興醒めです(^_^;)

 IODは改造禁止のパーツなので、そのままでも「うぉ〜〜俺はIOD持ってるんだぜ!」ってな

 感じに所有欲を満たすような造りにしてほしかったですねぇ(笑)

  

 それから、IODの精度が良くない気がします。

 シャーシから外して、DISC側を回転してみると「ガリガリ」と引っかかりがあると思います。

 これは、ギヤーが滑らかに噛み合ってない証拠。

 どうもギヤー同士のクリアランス(間隔)が狭すぎる部分があるみたい…

 

 また、ピンを押し下げる部分には、大きな力がかかります。

 この部分が磨耗すると、動作抵抗が増え、IOD脱落の原因にもつながりそう。

 こまめな清掃とグリスアップが必要なんですが、IODは分解を前提としてないので、ビス穴の

 耐久性が心配ですね。 消耗品と割り切るしかないのかなぁ…

  

 なんだかんだアラ捜しをしてしまいましたが、初期のシャーシだったら全然気にならなかった

 ことなんですね。

 それだけ、全体のクォリティが上がっている証拠なのかな。

  

 より楽しく、より高精度な製品へと、さらに発展を期待しましょう。