2002年7月

22日の独り言

プラモデル

 

ココを発見されているとは(^_^;)

最近は某所で独り言に付き合ってもらっているのでココに書くネタが不足している

クラッシュギアを始めて、20年以上ぶりにプラモデルに触れたことになるのだが、

接着剤が入ってないことに驚いた。  ガンダムも同じく、接着剤不要。

説明書通りにパーツを嵌め合わせていけば、着色もせずにキレイな模型ができあがる。

20数年前には、パーツの嵌め合わせすら出来ないような

粗雑なプラモデルを、接着剤やパテを使い組み立てた。

そんな工作を繰り返し、道具の使い方も自然に覚えたのだと思う。

近頃は接着剤が必要なプラモデルは敬遠されると聞く。

嵌め合わせるだけのキットが流行っているいま、手間のかかるキットが敬遠されるのは道理。

子供達のキット離れが進行しているらしいが、原因はこういったところにあるのかもしれない。

   


2002年2月

25日の独り言   

オモチャと親ばかと100円玉

      

ガシャボンフォーミュラー・クラッシュギアを買った。

いや、買わされたというべきだな。

息子は最近、「どの玩具なら買って貰えそうか」ということを、

親父の様子から察することがうまくなってきた。

「こんなHPまで作っているお父さんなら、きっとクラッシュギアは買ってくれるだろう」

そう考えているに違いない。 沢山あるガシャポンの販売機の中から、

クラッシュギア関係の機械を見つけて、猫なで声を出す。

「いかん、ヤツの術中に落ちている」と気づきながらも、財布から100円玉が消えてゆく。

彼にとって、1000円だろうが、100円だろうが、モーターが入ってようが、いまいが、

そんなことは大きな問題ではなく「新しい玩具」が最大の価値を持っている。

すぐに彼の欲求を満たしてしまう、私はばか親だ。

幸いなのは、私の財布の中には100円玉は多くないということだ。

   


22日の独り言   

プラスチック

      

プラスチックは実に多くの場所で使われている。

エンジニアリングプラスチックの研究が進み、メッキ技術の進歩も重なって、

金属なのかプラスチックなのか、一目では判別が出来ないほどだ。

プラスチックと言っても、多くの種類があり、特性によって使い分けられている。

さて、クラッシュギアに使われているプラスチックはどんな種類なのだろうか。

最近は、法整備が進み、材質がキチンと表示されるようになったので、調べるのは容易だ。

本体:ABS、ホイール:PP、ギア:POM、アッパープレート:PC、  クラッシュコロシアム:PET

と書いてあるが、PET位は見たことがあるが、POMやらは何者なのか全く解らない。

今は図書館まで行かなくても、インターネットで色々判る。 便利な時代だ。

    

ABS

アクリルルニトリル、ブタジエン、スチレン、の3成分系からなる一群の重合体

成形性、接着性、塗装性に優れるとある。 だからプラモデルに多く使用されるのか。

     

PP(ポリプロピレン)

プロピレンガスを特殊な有機金属触媒と接触させ、常温常圧で重合させたもの

耐摩耗性に優れ、耐熱性もあるとある。 おや、燃えやすいようだ、気をつけよう。

−5℃以下では対衝撃性が弱いともあるな。 寒い日にはギアファイトをやめよう。

    

POM(ポリアセタール)

化学名ポリオキシメチレンでコポリマー(ジュラコン)とホモポリマー(テナック)がある

うん、テナックとかジュラコンは商標だな、 聞いたことがあるぞ。

摩耗、摩擦係数が少なく、切削加工性、寸法安定性に優れているとある。 それでギアに使われるんだな。

成形収縮率が比較的大きいらしいな、射出形成では寸法のコントロールが難しそうだ。

ピニオンギアの0.1ミリ差の原因は、このあたりにありそうだな。

   

PC(ポリカーボネート)

エンプラ唯一の透明樹脂。 エステル結合を有している

一定以上の水分を残したままで加熱成形すると、加水分解を起こし、物性低下等を起こす

PCはポリカーボネートだったのか。 ヘルメットのシールドや、カウリングの風防に

使われてる丈夫なプラスチックだ。 バイクに乗っていた頃は世話になった。

防弾性もあるくらいだから、丈夫なんだろうな。

寸法精度・寸法安定性が良好とあるが、耐薬品性に劣りストレスクラックを起こしやすいともある。

ヘルメットのシールドは長年使用していると、細かなヒビ状の模様が見えるのはこれか。

   

PET

ポリエステルという高分子に分類。 ポリエステルは,エステル結合(-COO-)を主鎖にもつ高分子

PETボトルのPETかな。 最近はPENというポリエステルが注目されているのか。

炭酸飲料にも使われるくらいだから、きっと丈夫なのだろう。

PETボトルといえば、面白い特徴がある。

加熱すると、どんどん縮んで行くのだ。

どうしてそのようなことをしたのか、きっかけは覚えてないが、大きな鍋でコトコトと煮た。

どんどん縮んで、小さなペットボトルが出来た。

  

  

実は、0.1ミリ大きいピニオンギア、小さくならないかと思い煮てみた。

結果は失敗。 大きさに変化は無かった。 POMはそういうプラスチックなのだろう。

   


21日の独り言   

ガイキのボディ

   

プラスチック部品を形成するとき、コストの関係で2分割の型を使うのが普通だと思う。

しかし、ガイキのボディは電池ボックスに引っかかるツメの部分3箇所の形が、2分割じゃ無理。

ほかの4機種はツメを別に作り、ネジ止めしてるし、電池ボックスを抱えるツメもデザイン的に処理してる。

「どうやって作るのだろう?」 工業製品をこういうふうに見るのも面白い